プロフェッサーXの発明日記

発明家プロフェッサーXが思いついたままに発明案を公開します。モットーはバカバカしくても、非現実的でも、売れないと思っても、面白おかしく思考を巡らせることです。 もし投稿している発明家を採用してくださる企業や個人があればご連絡くれるととても嬉しいです。アドバイザー料は出世払いでも寿司でも応相談です。

肩乗せカメラ「目玉の親父」

【課題】

近年スマホやデジカメで撮った写真をSNSで公開する人が増えている。さらに動画の投稿も増えている。このようなとき、投稿者はずっとスマホで撮影をしていると思われるが、撮影者は撮影中片手がふさがってしまう。これは結構不便である、クロロが片手に盗賊の極意を持っているように。

【解決策】

スマホやカメラを肩に乗せ、ずっと撮影を継続できる装置を提供する。これによって撮影者の視線に近いところから場面を捉えることができ、片手もふさがれない。つまり鬼太郎の肩に乗る目玉の親父のようなものである。目玉の親父はただ黙々と撮影をするだけである。

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蚊取りドローン

【課題】

夏の大敵である蚊は日本人にとって憎しみの対象である。しかし21世紀になって10年以上経っているのに未だに人類は蚊を倒すために手を叩かねばならない。このような理不尽があるだろうか?

【問題の分析】

蚊取り線香バルサンのように薬品を使って蚊を退治する方法はあるが、これらだけでは直接的なダメージを与えられないため、効果は今ひとつである。蚊がいる!と思った瞬間に撃退兵器を投入したい。エネルギーは少なく静かで、かつ人類に影響がないようにしなければならない。

【解決方法】

蚊取りドローンを室内に飛ばし、物理的な衝撃によって蚊を撃退する。手順としては、蚊の羽音の周波数350〜600Hzの音をドローンが検出し、蚊に接近する。そのあと蚊にレーザーを当てて燃やすか、掃除機のように吸い取って採取する。あとはゴミとしてぽいっと。

【参考】

ドローンで蚊を採取? 医療ドローンの最新利用方法|ギズモード・ジャパン

間合いに入ったら瞬殺・・・蚊を打ち落とすレーザーがいよいよ製品化? | FUTURUS(フトゥールス)

 

ゴルフボール追跡ドローン

【課題】

ゴルフをプレイする人にとって煩わしいのは、飛んだゴルフボールを探すことである。特に初心者はどこに飛ぶかわからず林の中に突っ込んだりしてしまう。ゴルフボールを探す時間は勿体無いし、プレイ時間が伸びるのは後発のグループに迷惑がかかってしまう。

【解決方法】

ゴルフボールを始終追跡するドローンを飛ばす。ドローンは常に指定したボールの上空数mに位置し、プレイヤーはボールの位置を捜索できるようにする。池ぽちゃをしたら追跡を止めてプレイヤーのところに帰る。

技術的な課題となりそうなのは、どのように指定のゴルフボールを認識するかである。ゴルフボールの内部にセンサーを設置して認識させればいいだろうか。その場合センサーの強度と価格(ゴルフボールは池ぽちゃによって紛失するので)が問題となりそう。

日経サイエンス記事 トランプVS科学

国際的、アメリカ国内、ビジネス、経済、軍事、宗教など各方面に話題を提供しているトランプ氏であるが、まさか日経サイエンスにまで影響が及ぶとは思わなかった。歴代アメリカ大統領は比較的科学に対する知見を持っているが、どうやらこの面でもトランプ氏は型破りなのかもしれない。

記事の中に、「トランプ氏が軽視しているのは,科学の知見というよりも,データと論理に基づいて事実を見極めるという科学の考え方そのものだ。」とあるが、まさにトランプ氏のイメージ通りの指摘である。要するに科学的知識や研究成果の都合のいいことは採用して、都合の悪いことは無視しているのだろう。

トランプ氏の影響下では一般人には理解できないような基礎研究は軽視して、経済効果やパフォーマンス効果の高い応用研究が重視されるだろう。「反物質?そんなもんが何の役に立つんだ」とか言ってそう。月や火星に有人飛行するのも、リスクとコストを考えてどれほどの効果があるだろうか。「60年前に月面着陸できたんだから、今なら火星も余裕だべ」とか考えてそう。

様々な分野においてアメリカの研究機関や大学がトップレベルであり、それだけに優秀な人材が集まっている。この先彼らがアメリカを飛び出して日本や中国、欧州に避難するかもしれないが、そうしたら日本にとってはチャンスでもある。でも無理だろうな・・・。日本のポスドクのポストすら満足に与えられていない現状を考えると。トランプ氏は科学的に無知だが、日本のトップも大して変わらん気がする。

特集 トランプ VS 科学 | 日経サイエンス

発電船に対する考察

 

商船三井LNG発電船の事業を開始するというニュースを見て、エネルギー関係の仕事をしていながら発電船なるものを初めて知った。海上で発電なんかしてもどうやって送電をするのかと疑問を持つかもしれないが、近年は洋上風力発電や波力発電の研究で海底ケーブルの技術も進歩しているので、現実味を帯びてきていると考えられる。もともと火力発電所原子力発電所は沿岸に作られることが多いため、送電設備との連携も取れるかもしれない。

土地の買収や地域住民の反対に対するコストと労力を考えると、地上に作るよりも安く短期間で作れるかもしれない。造船業界の景気は冷え込んでいることを考えると、事業化のメリットは少なからずある。製造業で働く立場からすると、現地据付の工程が省けるのも好条件である。

実際どんなところで使われるかを考えると、沿岸地域の工場や湾岸工事に使用する電力であると考えられる。特に開発が進んでいない地域では発電設備自体がないことを考えると新規立ち上げとして威力を発揮するかもしれない。

余談だがロシアでは水上原子力発電所が建設しているとかいう噂もある。どこまで本当かわからないが、ちょっと恐ろしい。

商船三井がLNG発電船 事業化検討、収益安定狙う :日本経済新聞

【世界初】 これ良いんじゃない? 原子力発電”船” - NAVER まとめ

遺言執行プログラム

【課題】

現代人にとって必須のツールとなったパソコンとスマホだが、大きな暗い金庫でもある。家族にも知られたくない、いや家族だからこそ知られたくないデータがごっそり眠っている。ムフフな動画と画像、若き情熱をぶつけた熱い詩、不倫相手との秘密のやりとりなどなど。もし自分が不意に死ぬことになったら、ハードディスクを粉砕してほしいと思う人は多いだろう。

【解決方法】

この問題を解決するのは意外に難しい。ミスなく確実に執行されなければならないからである。間違えて大事なデータを消されても困るし、もしものことがあったら確実に抹殺してほしい。よくありそうな手段を考察してみよう。

1.アプリケーションやソフトウェア

1ヶ月間ログインしなかったり、パスワードを10回間違えたらデータを消去するプログラムをパソコンやスマホにインストールしておく。一見簡単そうだが、ミスなく確実という条件からすると、かなり難易度が高い。プログラムの誤操作は取り返しがつかない。

2.第三者への依頼

信頼できる友人や仲間に、自分にもしものことがあったら頼む、とあらかじめて依頼をしておく。この方法は当人との信頼関係や交友関係がどれくらい持続しているかがキモになる。情報漏洩のリスクも少なくない。

3.物理的な破壊装置

デスノートの月がノートを机の中に隠していたように、自分以外の人間が機密に触れようとした時、物理的な破壊装置、爆弾や着火装置を仕掛けておく。これも誤動作で壊してしまうことが怖いが。

ゴキブリ撃退ドローン

佐賀のベンチャー企業オプティム社が、農作業でドローンを使って害虫を駆除できるシステムを開発したらしい。この技術を使って、家の中のゴキブリを退治できるドローンを作れないものだろうか。

【課題】

ゴキブリが部屋に現れたとき、新聞紙で叩こうとしても奴らは非常に素早く、素人では退治することが難しい。か弱い女性では戦うことすらできないかもしれない。しかも奴らは部屋の隙間に逃げ込んでしまえば、住民は怯えて夜を過ごすしかない。

【解決方法】

自動でゴキブリを捕捉し退治するドローンを作る。ドローンはゴキブリの位置を認識し、接近したのちに弾丸や殺虫剤を散布して退治する。この間住民は一歩も動かず、ゴキブリに対峙することなく作業を終えることができる。

【参考】

txbiz.tv-tokyo.co.jp