プロフェッサーXの発明日記

発明家プロフェッサーXが思いついたままに発明案を公開します。モットーはバカバカしくても、非現実的でも、売れないと思っても、面白おかしく思考を巡らせることです。 もし投稿している発明家を採用してくださる企業や個人があればご連絡くれるととても嬉しいです。アドバイザー料は出世払いでも寿司でも応相談です。

電池不要マウス

【課題】

ワイヤレスマウスはコードがないので便利であるが、電池の交換が意外に多く必要であり、特にいざというときに電池が切れると結構焦る。

【解決策】

電池以外の方法で電力を供給する。また電力の消費を極端に抑える。後者は置いておいて、前者の方法として、腕時計が参考になる。今の腕時計の多くは電池式ではなく他の方法で電力を得ている。太陽光発電、振動発電、熱電発電がある。

太陽光発電は一般的な技術のため安価にできるが、使用中は手でマウスを覆ってしまうため発電できない。使用頻度の多い人だと、充電する時間がないかもしれない。

振動発電は現在の腕時計の多くに採用されているが、発電量が小さく、マウスに適用できるか疑問がある。また腕時計と違って、マウスはあまり振動しないため発電自体ができるかが疑問がある。しかし振動発電は最近技術革新が進んでおり、実用的な部品ができるかもしれない。

熱電発電は人間の掌の温度を利用して発電するため、マウスへの利用として最適であると考えられる。参照例のスマートウォッチでは手首から外したら発電できない欠点が指摘されるが、マウスであれば利用しているときは必ず掌に触れているため問題ない。ただ現段階では部品が高価なため、マウスが高価になる可能性がある。

体温で発電する充電いらずのスマートウォッチ - PC Watch

自動挨拶メール

【課題】

しばらく会っていない友人にメールを送るのは緊張するが、ちょっと返信が楽しみになったりする。とはいえ照れ臭いし要件もないのにメールを送るのは気がひけるという人が多数派だと思う。まして異性にはなおさら送りづらい。しかしそのまま疎遠になってしまうのはなんとももったいない気分になるものである。

【解決方法】

メルアドリストから無作為に勝手にメールを送るシステムを開発する。特に誕生日などのイベントや送信先の関連することがらがあれば、それらに絡めたメールを送る。内容は無難な内容の文章を自動で作成する。

メールを勝手に送る行為はかなり危険、特に気まずい相手や変なキーワードの文章があれば、だが、そもそも交流がない相手であれば会うこともないと解釈すれば案外なれるかもしれない。いざとなればこのアプリ自体の責任にしてしまえばよいかも

ピストン式簡易発電機

【課題】

電力インフラが整っていない発展途上国では、今でも夜中に電灯が使えずに火による照明が使われている。夜の明かりがない環境は危険であるし、夜間の活動が極めて限られる。その問題を解決するために、ソーラー充電ランタンなどが販売されているが、この装置は太陽光パネルと充電池が使われるため、現地の住人にとってはまだ高価なものである。

【解決方法】

自転車の電灯のように、古典的な発電機によって発電し、その電力によって照明を照らす装置を作る。しかし自転車のような装置を室内に固定するのは現実的にかなり難しく、スペースを取ってしまう。そこでさらに古典的な方法、コイルに磁石を出し入れする、ピストン方式の簡易発電機を利用する。

運転方法は地面などに立てたコイルに足で磁石を踏むだけである。常に足を踏み続けなければならないが、その動作は単純で照明を点灯する程度の電力であればそれほどの力は必要ないと考えられる。この方式の優れた点は固定することが簡単であることと、太陽光パネルや充電池が不要なためにはるかに安く製作することができることである。

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完全ソーラー充電ランタン「HELIO」は、発展途上国にエネルギー革命を起こすか | Techable(テッカブル)

 

顔補正メガネ

【課題】

スマホの自撮り写真を加工するのが若い女性の中で流行っているらしい。したがって最近のSNSなどの顔写真は全く信用できない。出会い系とかで初めてあった女性が写真と全く違うと失望することは多いだろう。騙すならいっそデートの間中ずっと騙されていたい。

【解決方法】

メガネ型のデバイスを用いて、女性の顔に自動補正がかかるようにする。それによってメガネから見える顔情報は常に理想的な状態が保たれ、これによって男は理想の彼女を見てイラレ、女は理想の顔を彼氏に見せることができる。

ただ問題は、このデバイスを誰が買うかである。日本の男はやたらスッピン美人にこだわるものが多く、整形や化粧を認めないことが多い。その状況にあって究極のごまかしを自ら進んで受け入れる男は珍しいだろう。女からしても、自分から顔補正を促すのはプライドに反する気がする。

QRコードの口コミ

【課題】

現在の飲食店にとって食べログやRettyのような口コミサイトの評価は重要である。そのためには多くの口コミが寄せられることが必要になるが、人気店や有名店でないとなかなか投稿が集まらないことがある。そのためにより簡単に投稿できる方法が必要となる。

【解決方法】

店の壁やテーブルにQRコードを貼り付け、そこからスマホでその店の投稿欄にアクセスすることができるようにする。これによって客は店名や住所を検索することなく簡単に口コミを投稿できるようになる。投稿した客は店員にそのページを見せることでクーポンなどをもらえるようにすれば、客にとってもメリットがある。

これに加えて筆者が以前提案した「一言の口コミ」を採用すればより簡単に投稿することができる。また口コミ内容を見ればどのメニューが人気かなども見れるとさらによい。

一言の口コミ(特開2015–090576) - プロフェッサーXの発明日記

LINEで店舗予約

【課題】

飲み会などのために店に予約をするために電話をするのは結構面倒である。店員からしても電話に応対する、特に営業時間中は、結構手間がかかる。

【解決方法】

LINEなどのメールアプリで店舗の空き状況を確認でき、空き時間に予約ができるようにする。このときLINEなどのアカウントで登録するので、予約確認のメールなども自動送信ができる。できれば支払いもpaypalなどでひも付きれば楽だし、ドタキャンした客から取り立てることができる。

リアル佐為

【背景】

近年AIによる将棋や囲碁の分野での活躍は目覚ましく、すでにプロ棋士を凌駕する実力を備えている。一方個人のブログやメールなどから性格や特徴を分析し、AIによって自動的にコメントを作成する技術も開発されている。極端にいうとAIによって人格をコピーしているとも解釈できる。

【技術応用】

特定の棋士が対局した棋譜を元にして、その棋士の思考のパターンや傾向を分析し、棋士のコピーをAIによって再現する。日本には江戸時代やもっと古い棋譜も保管されているため、参考となるデータは豊富である。これによって現代の羽生氏や井山氏の頭脳を永久に保管したり、すでに故人である木村名人や大山名人、あるいはもっと古く江戸時代の本因坊道策の頭脳を復活できるかもしれない。

この発想は漫画ヒカルの碁の佐為に由来する。この漫画では江戸時代の棋士本因坊秀策に憑いていた佐為という亡霊が現代に蘇ったという設定である。佐為は現代の定石や棋譜を学ぶことでさらに強くなった。

歴代の名人でトーナメントをすることで歴代最強名人戦ができるかもしれない。佐為と同じように故人の名人が現代の定石を学び、現代の棋士と対戦することでさらに強くなるかもしれない。