プロフェッサーXの発明日記

発明家プロフェッサーXが思いついたままに発明案を公開します。モットーはバカバカしくても、非現実的でも、売れないと思っても、面白おかしく思考を巡らせることです。 もし投稿している発明家を採用してくださる企業や個人があればご連絡くれるととても嬉しいです。アドバイザー料は出世払いでも寿司でも応相談です。

臭いチェッカー Kunkun body応用案

【背景】

自分の体臭は自分ではわからない一方で、周囲の人にとってはほぼ確実に伝わってしまう。悪臭は空間上に無作為で拡散してしまい、かなりの迷惑をかける一方、鼻を塞ぐくらいしか対処法がない。しかも他人が指摘するには相当抵抗のある行為である。自分自身の臭いは気になるが、これまで臭いを測定するような装置はなかった。

そんななかコニカミノルタさんがKunkun bodyをリリースした。ポケットサイズでありながら、自分の臭いを測定でき、その情報をスマホで確認できるという画期的な商品である。当初Makuakeでクラウドファンディングで資金調達をしたあと、今ではAmazonでも販売している。この臭いチェッカーの応用案を検討する。

男を上げる新技術。できる男のニオイマネジメントを実現する、Kunkun body | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%BF-MINOLTA-%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%82%A4%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E5%8C%96%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC-Kunkun-body%EF%BC%88%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%B3/dp/B0761S7MM7

【応用案】

1.イベント会場や区画エリアの入場制限

 夏のイベント会場では、ときおり来場者の臭いが凄まじいという苦情があるらしい。ということでイベント会場の入り口に臭いチェッカーの付いたゲートを設置し、一定以上の臭いのある方には入場制限をする。まあこの場合は近くに銭湯やシャワーがあると救いになるだろう。

2.スメハラの自覚を促す

最近多くのハラスメントが問題になっているが、その中の一つがスメハラ(スメルハラスメント)という臭いの問題である。これはパワハラやセクハラと違って、本人に悪気がなく、人間的資質に問題がなくても、周囲には迷惑がかかる。とはいえ何らかの対策は必要となるので、定期的に臭いチェッカーで自分の体臭を測定してもらい、自分の臭いについて自覚を持ってもらう。

3.作業着やスポーツ衣類の洗濯時期の通知

夏場は作業着やジャージなどを頻繁に洗濯するが、涼しい時期になると、つい面倒臭くなり、あまり洗わなくなる。そこで作業着やジャージの入ったロッカーに臭いチェッカーを設置し、やばい臭いになったら洗濯することを促す。

溜まった洗濯物の自動洗濯機

【課題】

現代の洗濯機は自動で選択してくれるだけでなく、乾燥までやってくれる機器ができ、洗濯の手間は大幅に短縮された。そのため外出する前に洗濯機のスイッチを入れれば自動で洗濯が完了する。とはいえ次の日に洗濯をしようとしても、朝忙しくて忘れてしまうことや、洗濯物が溜まっていても、つい忘れてしまうことがしばしばある。

【解決方法】

重量センサや位置検出センサを用いて、洗濯物のたまり具合を検出し、洗濯物の量をスマホなどに通知してくれるIoT洗濯機を開発する。これにより洗濯物が溜まったら自動でスマホに通知がされ、スマホで洗濯機を操作することができる。

これは結構便利!と自画自賛していたら、すでにPanasonicさんが開発していた(リンク参照)。いい考えだと思ったのだが、まあこれくらい誰かしら考えるわな。

VX特長:スマホで洗濯(VX9900) | 洗濯機/衣類乾燥機 | Panasonic

実証ムービー ななめドラム洗濯機 外出先からスマホで洗濯?【パナソニック公式】 - YouTube

自動献立作成アプリ

【課題】

食事は人生の楽しみでありながら、何を食べるかはもっとも頻繁に起こる悩みでもある。特に毎日の献立に悩むお母さん(慣用的な表現であり、女性差別と怒らないでください)にとって日々迫る怒涛の攻撃である。賞味期限と争い、スーパーのお得情報、旬の食材、お子さんの好み、お財布事情、栄養バランスなど、献立作りは複雑な要素が絡み合っている。人類の頭の中は朝昼晩と次の献立で大忙しである。このルーティンワークから逃れる方法はないだろうか?

【解決方法】

人工知能と専門家のアドバイスをもとに、日々の献立を自動で作成するアプリを開発する。このアプリで最も困難な問題は、自宅にある食品をどうやって管理するかである。この方法として大きく三つに分けられる。現実的にはレシートで大まかな情報を入力し、自分で修正する方法が最適かもしれない。

1.自分で入力する

システム上もっとも単純な方法は、一つ一つ利用者が現在ある食品を入力することである。これはおそらくほとんどの利用者がすぐにアプリの使用を止めるだろう。毎日これを入力するほどの根気のある利用者はほとんどいない。ただ調味料や常備材(冷凍野菜、乾物、薬味など)を入力しておくだけでも結構便利になるかもしれない。

2.自動で中身を判別する冷蔵庫を開発する

中身を自動でスキャンしてくれる冷蔵庫を開発する。これはカメラやセンサによって、食品の形状や色、重量などを測定し、冷蔵庫の扉やスマホに中身を表示できるようにする。これは技術的に相当難しいと考えられる。また野菜などは形状や色から分かるとしても、パックやビニールなどに入れた食品はほぼ判別不可能であると考えられる。

中国の家電メーカ、ハイアールが透明ドアの冷蔵庫を販売したが、目視できるだけでもちょっとは違うかもしれない。

 

透明ドア冷蔵庫で想像を絶する未来の冷蔵庫が開発されている | スマホPC周辺機器のWEBメディア ガジェットメディア GadgetMEDIA

3.レシートで登録する

スーパーなどで購入した食品を、レシートを撮影することで登録できるようにする。数ヶ月前にレシート1枚を10円に変えるアプリ「ONE」が注目されたが、それと発想は似ていて、自分で使うか店が使うかの違いである。あるいはレシートにQRコードを埋め込んでもいいかもしれない。

レシートが1枚10円にかわるアプリ「ONE」公開、17歳起業家が新たに目指すのは“次世代の金券ショップ” | TechCrunch Japan

【アイディア備忘録】

  • 料理の好き嫌いを登録し、献立の重みづけや好みの味の参考とする
  • 近所のスーパーのお買い得情報を自動で取得する。
  • 献立に必要な食材がスーパーから自動配送される。
  • 料理の腕前に応じて、料理の難易度を調節できる。
  • 給食の献立を自動取得し、夕食と被らないようにする。

簡易個室

【課題】

現代の多くの日本人、特に都内に住む家庭を持った人は狭い家に住んでいる。そのため一人でリラックスをしたり、趣味に没頭したり、学習するための場所がない。また東日本大震災などでは被災者が避難所でプライバシーのない生活が苦痛だったという話もある。さらに最近はシェアハウスやドミトリーのような宿泊所でも仕切りが必要になっている。

 

【解決方法】

簡単に折りたためる、簡易個室を作る。使用しないときは折りたたんで壁などに立てかけて置けるようにする。日本人は折り紙や組み立て茶室のような収納する技術に長けているので、これらの技術を応用できるといい。テントなどのように柱に布をかぶせるようでもいいが、テントのように防風性や防寒性は不要であるが、遮音性は高い方が良い。材質は安くて軽くて折りたためるダンボールや発泡スチロールがいいと考えられる。

ちなみに簡易防音室として「だんぼっち」なる製品が既にある。個人的には好きな感性であるが、そんなにぼっちを強調しなくて良いと思う。むしろリア獣こそ一人の時間を大切にすべきである。

さらにハーバード大学の調査によると、オープンオフィスは集中力を阻害するらしい。最近の流行りではオープンオフィスの方がIT企業とかに採用されてそうなもんだが。

段ボール製の簡易防音室「だんぼっち」家でのカラオケに!ゲーム実況に!

行き過ぎたオープンオフィス化と戦うために「空間」を売るROOM | TechCrunch Japan

スマートお化け屋敷

【背景】

添付の記事にあるように、スマートホームの機能を使って家族に嫌がらせ、というかDV(家庭内暴力)に利用する輩がいるらしい。テクノロジーを悪用するとはけしからん奴らである。マッドサイエンティストの私としては、もっと面白い方向性に持っていきたい。

【応用方法】

スマートハウスの機能を活かして、お手軽なお化け屋敷をプロデュースする。スマートハウスはIoTやBluetoothを用いて、スマホで遠隔地から家電を操作できる。そこで従来の家電はもちろん、扉の開閉機能、タンスに加振器、変な音を鳴らすスピーカーを用意する。あとは友人を招待するだけだ。

招待する友人にはあらかじめこう言っておく。「最近俺の家が変なんだよ。なんか取り憑いてるのかもしれない。ちょっと一緒に見てくれよ」。なにをバカなと笑う友人を家に招く。最初はジャブとして空いてたドアが自然と閉まる。タンスが軽く揺れる。微細な音を流す。できれば家主はスマホを握らず、家の外にいる奥さんに操作させるといい。少し変だと思い始めたところで徐々に振動や音を大きくする。できれば本などが飛んでくるとなおいい。

ビビって飛び出した友人にドッキリボードを持った奥さんが待ち受ける。ドッキリ成功!個人でも簡単にできるDIYお化け屋敷!

この一発ネタにいくら出せるかは謎である。

 

その発想はなかった、悪い意味で。家庭内暴力にスマートホームが使われるケースが増加中 | ギズモード・ジャパン

【究極の発明】絶対目覚める目覚まし時計

多くの人が夢み、多くの発明家が考えて、そして実現していない、究極の発明の一つが、「絶対目覚める目覚まし時計」だろう。もしこれが実現すれば、発明家は大儲けができること間違いなしである。当然私も考えてはいるが、今の所有望なアイディアはない。そこで目覚まし時計の現状について整理してみたい。

  • 音を工夫する

もっとも基本的で普及しているのが、指定した時間になると音がなる時計である。携帯電話やスマホにもほとんど付いている基本機能である。段々音が大きくなる機能や、一度音声を止めても、再び鳴る機能など、色々工夫されている。安価で工夫もしやすい音機能であるが、これでは起きれないという人もいるだろう。

  • 物理的な衝撃を与える

水や石などの物理的な衝撃を人に当てて起こす方法がある。発明家などがギャグでとりあげられることが多いが、音のみよりも破壊力があって起こす力は大きい。しかしスペースや正確性、準備の必要性など制約や条件が多く、実用性が低い。

  • 人に起こしてもらう

お母さんや嫁さんに起こしてもらう。これは目覚まし時計に入るのかという疑問もあるかもしれないが、指定の時間に起こすという機能を考えると、広義的には有りである。ホテルのモーチングコールも当てはまる。正確性や実効性において高い効果が期待できるが、課題は多い。そもそも起こしてくれる人がいない一人暮らしや、家族の中で最初に起きる人には適用不可能である。

アイドルやアニメキャラの声で起こしてくれるという案は結局音で起きるのと変わらない。案外pepper君の拳で起こしてくれる機能があれば、これに加えられるかもしれない。

穴付きレンゲ


【課題】
味噌ラーメンなどを食べていると、コーンなどの具が残ってしまう。箸ではなかなかすくえないし、レンゲですくおうとすると、スープと一緒になってしまい、スープを落とそうとすると具も一緒に落ちてしまう。スープも一緒に飲むとカロリーと塩分を過剰にとってしまう。かといって具用に穴あきのおたまみたいなものがあると、邪魔であるし洗うのも大変である。
【解決方法】
レンゲの一部分、前や後ろだけに穴をつける。これによってスープを飲みたいときは穴が空いていない方に傾ければスープが飲める。具だけを食べたいときは穴のある方に傾ける。これによって一つのレンゲで具とスープを分離できる。
しかし特許を調べたら、すでにあった。特開2004-089647(添付の図はこの特許に掲載されているもの)などまさにそのまんまである。世の中これくらいのことを考える人はいるもんだ。残念。

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