自動献立作成アプリ
【課題】
食事は人生の楽しみでありながら、何を食べるかはもっとも頻繁に起こる悩みでもある。特に毎日の献立に悩むお母さん(慣用的な表現であり、女性差別と怒らないでください)にとって日々迫る怒涛の攻撃である。賞味期限と争い、スーパーのお得情報、旬の食材、お子さんの好み、お財布事情、栄養バランスなど、献立作りは複雑な要素が絡み合っている。人類の頭の中は朝昼晩と次の献立で大忙しである。このルーティンワークから逃れる方法はないだろうか?
【解決方法】
人工知能と専門家のアドバイスをもとに、日々の献立を自動で作成するアプリを開発する。このアプリで最も困難な問題は、自宅にある食品をどうやって管理するかである。この方法として大きく三つに分けられる。現実的にはレシートで大まかな情報を入力し、自分で修正する方法が最適かもしれない。
1.自分で入力する
システム上もっとも単純な方法は、一つ一つ利用者が現在ある食品を入力することである。これはおそらくほとんどの利用者がすぐにアプリの使用を止めるだろう。毎日これを入力するほどの根気のある利用者はほとんどいない。ただ調味料や常備材(冷凍野菜、乾物、薬味など)を入力しておくだけでも結構便利になるかもしれない。
2.自動で中身を判別する冷蔵庫を開発する
中身を自動でスキャンしてくれる冷蔵庫を開発する。これはカメラやセンサによって、食品の形状や色、重量などを測定し、冷蔵庫の扉やスマホに中身を表示できるようにする。これは技術的に相当難しいと考えられる。また野菜などは形状や色から分かるとしても、パックやビニールなどに入れた食品はほぼ判別不可能であると考えられる。
中国の家電メーカ、ハイアールが透明ドアの冷蔵庫を販売したが、目視できるだけでもちょっとは違うかもしれない。
透明ドア冷蔵庫で想像を絶する未来の冷蔵庫が開発されている | スマホPC周辺機器のWEBメディア ガジェットメディア GadgetMEDIA
3.レシートで登録する
スーパーなどで購入した食品を、レシートを撮影することで登録できるようにする。数ヶ月前にレシート1枚を10円に変えるアプリ「ONE」が注目されたが、それと発想は似ていて、自分で使うか店が使うかの違いである。あるいはレシートにQRコードを埋め込んでもいいかもしれない。
レシートが1枚10円にかわるアプリ「ONE」公開、17歳起業家が新たに目指すのは“次世代の金券ショップ” | TechCrunch Japan
【アイディア備忘録】
- 料理の好き嫌いを登録し、献立の重みづけや好みの味の参考とする
- 近所のスーパーのお買い得情報を自動で取得する。
- 献立に必要な食材がスーパーから自動配送される。
- 料理の腕前に応じて、料理の難易度を調節できる。
- 給食の献立を自動取得し、夕食と被らないようにする。
簡易個室
【課題】
現代の多くの日本人、特に都内に住む家庭を持った人は狭い家に住んでいる。そのため一人でリラックスをしたり、趣味に没頭したり、学習するための場所がない。また東日本大震災などでは被災者が避難所でプライバシーのない生活が苦痛だったという話もある。さらに最近はシェアハウスやドミトリーのような宿泊所でも仕切りが必要になっている。
【解決方法】
簡単に折りたためる、簡易個室を作る。使用しないときは折りたたんで壁などに立てかけて置けるようにする。日本人は折り紙や組み立て茶室のような収納する技術に長けているので、これらの技術を応用できるといい。テントなどのように柱に布をかぶせるようでもいいが、テントのように防風性や防寒性は不要であるが、遮音性は高い方が良い。材質は安くて軽くて折りたためるダンボールや発泡スチロールがいいと考えられる。
ちなみに簡易防音室として「だんぼっち」なる製品が既にある。個人的には好きな感性であるが、そんなにぼっちを強調しなくて良いと思う。むしろリア獣こそ一人の時間を大切にすべきである。
さらにハーバード大学の調査によると、オープンオフィスは集中力を阻害するらしい。最近の流行りではオープンオフィスの方がIT企業とかに採用されてそうなもんだが。
スマートお化け屋敷
【背景】
添付の記事にあるように、スマートホームの機能を使って家族に嫌がらせ、というかDV(家庭内暴力)に利用する輩がいるらしい。テクノロジーを悪用するとはけしからん奴らである。マッドサイエンティストの私としては、もっと面白い方向性に持っていきたい。
【応用方法】
スマートハウスの機能を活かして、お手軽なお化け屋敷をプロデュースする。スマートハウスはIoTやBluetoothを用いて、スマホで遠隔地から家電を操作できる。そこで従来の家電はもちろん、扉の開閉機能、タンスに加振器、変な音を鳴らすスピーカーを用意する。あとは友人を招待するだけだ。
招待する友人にはあらかじめこう言っておく。「最近俺の家が変なんだよ。なんか取り憑いてるのかもしれない。ちょっと一緒に見てくれよ」。なにをバカなと笑う友人を家に招く。最初はジャブとして空いてたドアが自然と閉まる。タンスが軽く揺れる。微細な音を流す。できれば家主はスマホを握らず、家の外にいる奥さんに操作させるといい。少し変だと思い始めたところで徐々に振動や音を大きくする。できれば本などが飛んでくるとなおいい。
ビビって飛び出した友人にドッキリボードを持った奥さんが待ち受ける。ドッキリ成功!個人でも簡単にできるDIYお化け屋敷!
この一発ネタにいくら出せるかは謎である。
【究極の発明】絶対目覚める目覚まし時計
多くの人が夢み、多くの発明家が考えて、そして実現していない、究極の発明の一つが、「絶対目覚める目覚まし時計」だろう。もしこれが実現すれば、発明家は大儲けができること間違いなしである。当然私も考えてはいるが、今の所有望なアイディアはない。そこで目覚まし時計の現状について整理してみたい。
- 音を工夫する
もっとも基本的で普及しているのが、指定した時間になると音がなる時計である。携帯電話やスマホにもほとんど付いている基本機能である。段々音が大きくなる機能や、一度音声を止めても、再び鳴る機能など、色々工夫されている。安価で工夫もしやすい音機能であるが、これでは起きれないという人もいるだろう。
- 物理的な衝撃を与える
水や石などの物理的な衝撃を人に当てて起こす方法がある。発明家などがギャグでとりあげられることが多いが、音のみよりも破壊力があって起こす力は大きい。しかしスペースや正確性、準備の必要性など制約や条件が多く、実用性が低い。
- 人に起こしてもらう
お母さんや嫁さんに起こしてもらう。これは目覚まし時計に入るのかという疑問もあるかもしれないが、指定の時間に起こすという機能を考えると、広義的には有りである。ホテルのモーチングコールも当てはまる。正確性や実効性において高い効果が期待できるが、課題は多い。そもそも起こしてくれる人がいない一人暮らしや、家族の中で最初に起きる人には適用不可能である。
アイドルやアニメキャラの声で起こしてくれるという案は結局音で起きるのと変わらない。案外pepper君の拳で起こしてくれる機能があれば、これに加えられるかもしれない。
穴付きレンゲ
自動アクとり機
【課題】
スープや鍋、煮込み料理を作るときに面倒なのがアクを取ることである。一度に大量に出るわけではなく、長時間鍋の前に立って、辛抱強くおたまで少しずつ取っていかなければならない。特にラーメン屋は大変だろう。毎日大量のスープを作り、丹念にアクを取らなければならず、特にとんこつラーメンなどは一晩中つきっきりでなくてはならない。いつ寝ているのだろう?
【解決方法】
鍋の側面におたまを設置し、側面に沿ってぐるりと一周しながら自動でアクをとる装置を開発する。おたまの高さや角度をこまめに動かし、不要な水分はとらず、アクだけを拾えるようにする。一周回ったら鍋の脇に置いた水入れに浸し、軽くおたまを洗う。一定時間後に再びおたまを鍋にいれ、同じ動作を繰り返す。これによってラーメン屋の負担を軽減する。これにアク抜き専用のおたま(細かい穴が空いたおたま)などを併用すれば、きっとかなり楽になる。
手羽先手袋
【課題】
カニや手羽先、ポテトチップを食べるときに、手が汚れてしまい、熱いものは掴めない。箸や器具を使って食べることができるが、細かい部分をほぐし、肉を剥がすのは難しい。また油が手につくとおしぼりなどではなかなか汚れがとれない。
【改善策】
①ビニール手袋
薬剤を扱うときに使用する、薄いビニール手袋を着用する。メリットは100均でも簡単に購入することができ、ほぼ完全に手を汚れから保護できる。デメリットはゴミが増え、熱さを保護することができない。
②つけ爪や指カバー
つけ爪や指カバー(ゴムキャップのような)を着用する。メリットは再利用が可能であり、ゴミが出ない。デメリットは利用できる手の範囲が限られ、毎回洗うことが面倒臭く、紛失しやすい。
③手に粉をつける
手の表面に小麦粉のようなものをつけ、油や汁は粉が吸収してくれる。メリットはゴミがでず、洗う必要もない。デメリットとして完全に汚れを防ぐことができないことや、味が変わってしまうかもしれない。