行列管理アプリ
【課題】
人生の中で無駄な時間の一つは行列に並ぶことである。人気店では日々店のキャパシティを超えた人数が集まり、行列を作る。これは顧客にも不満がたまるし、店側も顧客の不満の回避や行列を見て帰るという機会損失につながる。
【技術的考察】
アプリケーションを使ったシステムは次のような手順となる。
- 顧客が店の前につく。
- 位置情報を使ってチェックインする。
- アプリから待ち時間が表示され、順番札を受け取る。
- 顧客は他の店などに行って待ち時間を潰す。
- 順番が来たらLINEなどで連絡をする。
- 顧客が店に入る。
このアプリに使うシステムは、位置情報の取得と人数の把握、LINEへの自動連絡システムだと考えられる。
【予想される課題】
- 順番が来ても来客しない顧客の取り扱い
- 行列が可視化されないので、並ぶ顧客の不満。
【作って欲しい会社】
食べログやRettyのようなグルメ口コミサイトが、こういうアプリを作れば、人気店の投稿が増えるのではないかと期待される。このアプリを使うということは、その店に行った足跡がつくので、あとあと投稿しませんかという連絡がしやすい。
【参考】
3Dプリンタによる大型機械のプラモデル
【課題】
製造業の新人にとって、大型機械のようなものはその全体構造を理解するのは難しい。大型機械は数百、数千、数万の部品からできており、それらを全て理解するのは難しく、それでいて部品から全体像を想像することも難しい。それでいて製造に関わる職員が全体構造を把握する必要性は言うまでもない。
【解決策】
3Dプリンタを用いて設計図から機械のプラモデルを作成する。新人はこのプラモデルを製作することで機械の構造や役割を理解し、仕事中に困ったらこのプラモデルを分解して復習することができる。また顧客にプラモデルを用いて説明すれば説得力や理解度も向上すると考えられる。
また全体構造だけでなく主要部品、自動車で言えばエンジン、を拡大して作成することでより細密な部分を理解することができる。拡大した部品を作るには単純に設計図のスケールを変化させることで製作ができる。
日本人の男子なら多くの人がプラモデルやミニ四駆を作ったことがあるだろう。これらを作ることでその機械や自動車へ興味を持った人は少なくないのではないだろうか。研修で童心にかえってものづくりの原点に戻ってはいかがだろう。
着ぐるみダンスロボット
【課題】
連日の猛暑の中、ポケモンGOの宣伝のためかピカチュウの一群が踊っている映像を見てポツリと思った。中の人殺す気かよ、と。最近は熱中症対策として作業着に冷房をつけた空調服というものもあるが、多分彼らにはそのような装置はつけられないだろう。ファンがあったら台無しだから
【解決策】
着ぐるみの形状に合わせて手足が伸び、プログラムに合わせてダンスを踊るロボットを作成する。イメージ的にはドラえもんの雲の王国に出てきた、雲人形の中に入れるロボットである。これによって炎天下の中熱中症のリスクをとって着ぐるみを着る必要がなくなる。またダンスやおなじみのジェスチャーはプログラムによって再現性と高度化が図れる。
結構市場のニーズも大きいと期待される。日本ではゆるキャラやテーマパークで着ぐるみの格好をする機会は多い。また海外でもこういったキャラクターは人気が高い。独自のダンスプログラムを開発するプログラマーやダンサーとのコラボも面白いかもしれない。
まあ、中の人がロボットかおっさんか、どっちが夢があるかという問題はの頃。個人的にはまだロボットの方がいい気がする、おっさんより。まあ私ももうおっさんだが。
【参考】
「着る冷房」 空調服。 熱中症の対策にも有効。 労災防止と省エネに貢献。作業効率もアップ - NAVER まとめ
公共宅配ボックス
【課題】
ネット通販の拡大によって、多くの人が自宅に宅配を依頼している。しかし通販の過剰化に伴う宅配量の増加は宅配業者の容量をパンクさせており、特に受取人不在による再配達は宅配業者に過剰な圧力となっている。一昔前であれば隣近所の人が預かってくれたであろうが、今のご時世ではなかなかそうはいかない。
パナソニックの販売する宅配ボックスは有用だが、現実的にこれを設置できるマンションはコスト面と設置場所の制約から限られている。またDeNAとヤマトが実験を開始したロボネコヤマトも実用化には時間がかかると考えられる。
【解決方法】
マンション内にではなく、駐車場や公園などの広いスペースの一角に公共の宅配ボックスを設置する。これによって一つのマンションやアパートではなく、近隣の住民がその宅配ボックスを利用することができる。この宅配ボックスはスマホで決済や開錠ができるような仕組みにする。
【参考】
パナソニック、受注殺到で宅配ボックス新製品の発売延期 | レスポンス(Response.jp)
宅配×自動運転の実現に向け、DeNAとヤマト運輸が「ロボネコヤマト」プロジェクトの実験を開始 | TechCrunch Japan
蚊取りドローン
【課題】
夏の大敵である蚊は日本人にとって憎しみの対象である。しかし21世紀になって10年以上経っているのに未だに人類は蚊を倒すために手を叩かねばならない。このような理不尽があるだろうか?
【問題の分析】
蚊取り線香やバルサンのように薬品を使って蚊を退治する方法はあるが、これらだけでは直接的なダメージを与えられないため、効果は今ひとつである。蚊がいる!と思った瞬間に撃退兵器を投入したい。エネルギーは少なく静かで、かつ人類に影響がないようにしなければならない。
【解決方法】
蚊取りドローンを室内に飛ばし、物理的な衝撃によって蚊を撃退する。手順としては、蚊の羽音の周波数350〜600Hzの音をドローンが検出し、蚊に接近する。そのあと蚊にレーザーを当てて燃やすか、掃除機のように吸い取って採取する。あとはゴミとしてぽいっと。
【参考】
ドローンで蚊を採取? 医療ドローンの最新利用方法|ギズモード・ジャパン
間合いに入ったら瞬殺・・・蚊を打ち落とすレーザーがいよいよ製品化? | FUTURUS(フトゥールス)
ゴルフボール追跡ドローン
【課題】
ゴルフをプレイする人にとって煩わしいのは、飛んだゴルフボールを探すことである。特に初心者はどこに飛ぶかわからず林の中に突っ込んだりしてしまう。ゴルフボールを探す時間は勿体無いし、プレイ時間が伸びるのは後発のグループに迷惑がかかってしまう。
【解決方法】
ゴルフボールを始終追跡するドローンを飛ばす。ドローンは常に指定したボールの上空数mに位置し、プレイヤーはボールの位置を捜索できるようにする。池ぽちゃをしたら追跡を止めてプレイヤーのところに帰る。
技術的な課題となりそうなのは、どのように指定のゴルフボールを認識するかである。ゴルフボールの内部にセンサーを設置して認識させればいいだろうか。その場合センサーの強度と価格(ゴルフボールは池ぽちゃによって紛失するので)が問題となりそう。